海外向けサイト
現在海外にマーケットを持っている企業様はもちろん、これから海外展開をお考えの企業様、ぜひ海外向けウエブサイトの開設をおすすめします。
順位(ランキング) | 検索エンジン | シェア(%) |
1位 | 67.24 | |
2位 | Yahoo | 25.15 |
3位 | Bing | 6.95 |
4位 | Baidu | 0.33 |
5位 | DuckDuckGo | 0.07 |
北アメリカ、EC、アジアその他色々な国や人々。「海外展開」というと夢がありますね。平成28年(2016年)の日本の人口はおおよそ1億2708万人、40年後の平成67年(2057年)には9,193万人(出典:総務省統計局)。
一方世界の人口は国連の予測によると、平成25年7月(2015年7月)時点で71億6212万人と推計、以降、平成52年(2050年)に95億5094万人、平成102(2100年)には108億5385万人に達するそうです。
インターネットの世界には国境がありません。あなたの会社の魅力的な商品やサービスを世界に発信する絶好の機会です。
海外で人気の日本製品。
インバウンドとかCool Japan。最近よく耳にする言葉ですね。
Googleで「日本製品」と検索キーワードを入れると検索候補の上位には、
- 海外 人気 日本製品
- 海外で売れる 日本製品
- 日本製品 海外
- 日本製品 人気
といった人気キーワードが候補に挙がります。
誰がどのような目的で検索しているのでしょうか? 推して知るべし。
海外に向けて商品を販売しようとしている企業の担当者かはたまた一儲けしようと企んでいる個人でしょうか。
日本語サイトを多言語化すれば海外向けウエブサイトになり、貴社の海外展開はスタートしたことになります。
海外の展示会に出展する費用と効果を考えれば…。やってみる価値があると思いませんか。
海外向けサイトと国内向けサイト。同じでいい?
前の章で「日本語サイトを多言語化すれば~。」と書きましたが、ターゲットとしている方(外国人)には、日頃見慣れたウエブサイトと比べて少し違和感を与えてしまいます。
国や地域によって文化や風習、物の考え方が違うようにウエブサイトの校正やデザインなどもそれぞれの国や地域によって異なってきます。簡単に言えば「日本画」と「洋画」のように表現の仕方も使用する画材も違っているというようなことでしょうか。
ここでは、英語圏を例に挙げて国内サイトとの違いをいくつかご説明します。
- 英語の表記の方法も若干異なります。(アメリカ英語 vs イギリス英語)
アメリカ英語とイギリス英語の根本的な違いはさておき、海外向けウエブサイトのターゲットが北アメリカ、ヨーロッパなどの英語圏の場合に、気をつけなければいけないことは、例えば
イギリスではお問い合わせのページに”enquiry”、メールには”email id”、電話も”telephone”など、比較的堅い言葉を使用します。
一方アメリカは比較的カジュアルに表現し、お問い合わせには”contact us”、メールは”email”、電話は”phone”などを用いることが多いようです。
また年月日を表記する際、イギリスでは”日/月/年=DD/MM/YYYY”の順番に対して、アメリカでは”月/日/年=MM/DD/YYYY”の順番で表記します。
ということは、”12/11/2016”と書くと、イギリスでは2016年11月12日、アメリカでは2016年12月11日と理解されてしまう可能性があると言うことですね。12/Nov/2016またはNov/12/2016と書けば誤解は避けられるでしょう。
こういった違いは他にもありますが、ターゲットに合わせて使い分けることが大切です。
- 会社概要の内容にも違いが…。
海外向けウエブサイトと日本のウエブサイトの最も大きな違いの1つが、会社概要のページです。
皆さんが日常目にしている国内のウエブサイトですと会社概要のページには、会社名・代表社職氏名、設立年月日、資本金、売り上げ、取引銀行、従業員社数 etc.様々な情報が公開されています。 しかし海外のウエブサイトでは、「会社のビジョン」、「ストーリー」、「ソーシャルメディア」などの情報までです。
海外向けサイトに資本金・売り上げ・取引銀行などを載せてしまうとユーザーに違和感を与えてしまうかもしれません。
- 代表取締役の挨拶ページ
日本では通常、企業概要の中に代表取締役の挨拶のページがありますが、海外のウエブサイトでは、原則としてその類のページは存在しないのが一般的です。
代表取締役の挨拶ページというよりは、その会社の部門の紹介やその部門の方針などが掲載されています。 社長さんの挨拶もあってもいいとは思うのですが…。
ただし、社長だけをフォーカスしない方が海外の顧客には馴染みやすいようです。
- 検索ワードに合わせたURL
SEOやユーザーの獲得に関連したことですが、英語で検索したときに、検索ワードとURLが一致していることがベターです。
例えば、海外向けウエブサイトの事業内容のページのURLが
www.company.com/jigyou(事業)というふうになっていることがありますが、検索エンジンなどで検索する場合に、日本人以外で「jigyou」と検索する人はほぼいないでしょう。ですから、www.company/our-serviceとかwww.company/serviceといったURLを使用した方がに検索にヒットしやすくなります。 - お問い合わせフォームの項目
日本のお問い合わせフォームで入力する項目(住所・電話番号など)は海外では通常入力を求められません。
例えばアメリカでは「メールアドレス」、「お問い合わせ内容」などの最低限の情報しか入力を求められません。
日本で使用している「お問い合わせフォーム」の入力項目をそのまま海外向けサイトに移行してしまうと、せっかくお問い合わせフォームを開いた人が入力項目を見て、立ち去ってしまう可能性があります。お問い合わせフォームでは、性別・年齢などの余計な項目は避けた方がよいでしょう。
- 文字のフォント、サイズ、スペース
フォントの種類・サイズ・スペースを国内のウエブサイトそのままにしてしまうとのスタイルにしてしまうと、かなり文字が小さく見え、文字間隔がつまったような見づらい印象をあたえてしまいます。フォントそのものや行間、文字間のアキを海外向けに変更した方がよいでしょう。
- 使用する色の数は少なめ
日本のウエブサイトは比較的カラフルでにぎやかですが、海外のウエブサイトは日本と比較してウエブサイトに使用する色が少なく(通常2~3色)、かなりシンプルになっています。
日本で好まれるサイトでも、海外では「色が多すぎる」という印象を与えてしまうかもしれません。カラフルに作りたいのは山々ですが、しかしここはぐっと我慢して海外の方に好まれるウエブサイトを制作しましょう