SEO対策(Search Engine Optimization)
SEO対策(Search Engine Optimization)は、みなさん良く耳にする言葉だと思いますが、SEO対策はYahooやGoogleで検索をしているユーザーに向け、検索エンジンにわかりやすくフレンドリーになるようなページに最適化し、検索結果の一覧で上位に表示してもらうことで自社サイトへのアクセスを高める一連の流れです。
みなさんはインターネットで「買いたい」、「調べたい」と思ったとき、どのような方法を利用しますか?
多くの方はGoogle、Yahoo、Bingなどの「検索窓」にキーワイドを入力しクリックされるでしょう。すると瞬く間に検索結果が表示され、目的のサイトのページへジャンプ。とても便利ですね。
みなさんのウエブサイトができるだけ上位に表示されるよう努力することがSEO対策です。
GoogleとYahoo、どちらが重要?
右の表は検索エンジンの日本国内でのシェア(2016年8月現在)です。
GoogleとYahooで約93%。特にGoogleのシェアは67%と圧倒的です。ということは?SEO対策はGoogleとYahooへのSEO対策ということになりますね。
「え?GoogleとYahooの両方?面倒だな!」と思われた方もおいでになるでしょうが、ご安心ください。実は2011年からYahooはGoogleの検索技術を利用しているため、YahooとGoolgeの検索結果は、ほぼ同じような結果になるのです。
「同じようなもの」の「ような」というのは、YahooはGoogleの検索技術を利用しているだけで、独自にYahooのサービスにユーザーがより接触してもらえるように、Googleの検索結果にプラスの要素を加えて表示しているという点です。
具体的には
- Yahoo!ニュース
- Yahoo!知恵袋
- Yahoo!ショッピング
- Yahoo!地図
- ヤフオク
- Naverまとめ
などです。
実はロボットが採点している
ではGoogleやYahooはどのようにして検索結果の表示の順位を決めているのでしょうか?
クローラーとかスパイダーと呼ばれるロボットが世界中のウエブサイトを自動で巡回し、訪れたサイトのページの情報を収集して行きます。(あなたのサイトにも今ロボットが来ているかもしれませんね。)
ロボットがせっせと集めたページ情報は、その内容を単語ごとに分解して解析され、データベースに登録されます。この処理を「インデックス」と呼びます。 ユーザーが実際に検索キーワードを入力すると、検索キーワードが分解され、ランキングのアルゴリズム(ランキングを計算する方法)に基づいて、インデックスされたWebページのスコアリング(点数化)が行われます。
順位付けされたページは、最終的な調整を経て、点数の高いものから順に検索結果に表示されます。 ロボット型検索エンジンでは、理論的にはインターネットにつながった世界中のすべてのWebページをクロール(検索エンジンの巡回ロボットなどのソフトウェアが、自動的にWebページを収集する作業のこと)することが可能です。また、クローリングは定期的に行われているため、常に新しい情報やキーワードから検索することができます
Googleの基本方針は
Googleの基本的な考え方は、ユーザにとって有益なウエブサイトを紹介することです。
基本方針は、
- 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成する。
- ユーザーをだますようなことをしない。
- 検索エンジンでの掲載位置を上げるための不正行為をしない。
ランクを競っているサイトや Google 社員に対して自分が行った対策を説明するときに、やましい点がないかどうかが判断の目安です。
その他にも、ユーザーにとって役立つかどうか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。 - どうすれば自分のウエブサイトが独自性や、価値、魅力のあるサイトといえるようになるかを考えてみる。同分野の他のサイトとの差別化を図ります。
なお、平成28年3月28日に発表されたGoogleのガイドラインによると
- AMP(Accelerated Mobile Page)
- モバイルフレンドリー
- JavaScript
- 高品質コンテンツ
- ユーザー体験
が重要視されています。
Google絶対にやってはいけないこと!
googleはユーザーのために検索結果の精度の向上に力を注いでいます。不正なSEO対策にはとても厳しい処罰をくだすことがあります。
何年も前のことですが、「意味のないリンクを購入してリンクを貼る」「背景と同じ色の文字を埋め込む」などの行為が行われていたことがありました。Googleはある日突然こういったウエブサイトを検索対象から外し、そういったウエブサイトが閉鎖に追い込まれるといったことがありました。
googleが明確に禁止しているSEO対策は下記のとおりです。
- コンテンツの自動生成
- リンク プログラムへの参加
- オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
- クローキング
- 不正なリダイレクト
- 隠しテキストや隠しリンク
- 誘導ページ
- コンテンツの無断複製
- 十分な付加価値のないアフィリエイトサイト
- ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
- フィッシングや、ウイルス、トロイの木馬、その他のマルウェアのインストールといった悪意のある動作を伴うページの作成
- リッチ スニペット マークアップの悪用
- Google への自動化されたクエリの送信
スパム行為は意図せずに行ってしまう場合があります。SEO対策の基本ですのでスパム行為を意識し、十分注意してください。
googleに不正な行為とみなされると、検索順位が大きく下がったり、最悪の場合は検索エンジンから削除される場合もあります。大事に育ててきたウエブサイトです。このような結果にならないよう留意してください。
googleのウェブマスターツールに禁止事項が明記されていますので、常にチェックしておきましょう。